【エニアグラム】タイプ１：完璧主義者タイプ（改革する人）とは
エニアグラム診断によると、人間には9タイプ存在します。
自分自身が何タイプなのか、関わる相手が何タイプなのかを知ることは、コミュニケーションをする上で重要な情報になってきます。
今回は完璧主義者タイプ（改革する人）について説明します。
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完璧主義者タイプとは
このタイプの方は、何事にも「こうあるべき」という理想を抱き、完璧にそれを達成しようとする人です。
目的を達成すべく、細かいところまでしっかり詰めながら作業を進められます。
細部にこだわりすぎるあまり視野が狭くなりすぎ、大局を忘れ、小さなミスでつまずいて、作業が行き詰まることもある人です。
プラス面と弱点について
- 妥協せず、最後まできっちり仕事を終えられる。
- 放っておいても労を惜しまず、任せたことは正確にやってくる。
- 一人きりでも、理想を追い求め、目標を設定できる。
- 質問に対し、正直に素直に話をしてくる
- 誰とでも分け隔てなく接する
- 判断力や理解力に優れ、論理的なコミュニケーション能力が高い。
- 考えも机の上も整理整頓されている
- 人との争いをなるべく避ける
- 感情のコントロールができる
- 良いものを選別する目を持っている
- 締め切りや期限などをうっかり忘れることはほぼない
- 「自分が一番正しい」かのような言動をし出すこともある
このタイプの人が嫌いなこと
- 約束したのに実行しない人
- みんなの前で自分を叱る人
- 自分の仕事に対し、「ミスがあるのでは？」などと疑いを持たれること
- せっかく任せた仕事なのに、細かなミスを多くされること
このタイプの人がしたがらない行動
- 綿密に計画を立てないまま何かにチャレンジすること
- ざっくりした発想でやり過ごすのは苦手
- 遅刻すること
このタイプの人がリーダーになったら
- 段取り上手で、全体の動きを見据えつつ、計画を遂行できる
- 組織や部下を信頼しながら、安定的に改革を行える
- 部下を、好き嫌いで差別することはない
- 強い責任感を持って、理想に溢れた目標を設定して人材を育成する
- 部下の目標に対しても高い成果を求めがちとなり、部下が疲弊しやすくなる
このタイプの人が部下になったら
- 任せた仕事は着実にこなしている
- ケアレスミスは、まずしない
- ミスをしても、自分でしっかり反省して次には改善をしてくる
- 時間を守ろうとする意識が強い
- 段取りが良い
- 目標達成を周囲にも求め、働きかける
このタイプの人が上司だったら
- 上司の「目標」をしっかり把握して、それに沿った行動をとる
- 上司の行動を先読みして、求められていることを先回りして相談し、実行する
- 細部のチェックを事前にしておき、上司に質問された時に即、答えられるようにする
- 出張の後などでは、誰よりも早く報告書を上司に出す
- 休みに旅行をした時などは、上司やチームへのお土産を忘れない
- 上司に指示された細かいことを軽視するそぶりを見せない
- いちいち反論をしない
このタイプの人が部下だったら
- 部下の育成計画を短期、中期、長期に分けて作成し、提示する
- 予定や計画の変更がある場合には、理由とともに伝え、「より良い結果を出すため」ということをよく伝える
- 会社組織の目的をことあるごとに語りかけ、今やっていることの意義を伝える
- 毎日1回でもこの部下に声をかける
- この部下を感情的になって叱責するのは厳禁
- 指示の変更を、理由もなしに繰り返すことは厳禁
- 同僚や後輩の前でこの部下のミスを指摘しない
- 不器用、非効率だなどと指摘したままで、改善策を提示せずにこの部下を放置するのは厳禁
このタイプの同性の仲間と親密になるには
- 仕事上の問題が生じた時には、言いにくいことであればあるほど、よりストレートに結論から伝える。
-
このタイプの仲間が細かいことをやり始めて時間がかかり、残業などが増えてきた時に、全体像の見直しと手伝いを買って出る。
-
このタイプの仲間の練習に付き合う際に、スマホを頻繁に触ったり、大雑把な発言をするのは厳禁
- 「こうすればもっと効率的なのに」と口だけ出して手伝わないのはマイナス
このタイプの異性の仲間と親密になるには
- ヒゲや髪の毛、化粧やファッション等に気をつけ、清潔感のある見た目を心がける
- 日頃から自分の仕事感や今後の目標、家族の形などを具体的に考えておく
- 約束したことを、この人の想像より早く即座に実行する
- この人の誕生日や血液型に関して、占いなどをチェックしておいて、会話に自然に混ぜる
- 上司からこのタイプの仲間が叱責された時などに、良いところを即座に直接フォローし、自分が味方であると伝える
- 気軽な、その場の雰囲気で言った、次の日には覚えてもいないような口約束をするのは厳禁
このタイプの人が取引先だったら
- 相手の資料や服装、製品などの細かい部分で優れたところを見つけて褒めたり感心したりする
- 相手の会社の就業時間や休みなどを把握しておき、相手が暇そうな時間帯以外には極力連絡を取らない
- 提案をする時には、5W1Hや予算などを明確にやっておく
- 中身の細部より、やたらと値段の高低を気にした発言をするのは厳禁
- 与える金銭的メリットよりも明らかに負担が大きくなるようなお願いを、長い付き合うだからと言って、何度もするのは禁物
- ざっくりとしたオファーはしない
- 飲み会などで割り勘をする時に、とりあえず半分にするのは良くない
このタイプの人を仕事をする際の注意点
- 細かい段取りにこだわるタイプなので、時に「全体像」を見失い、1つのところにこだわって作業が停滞する恐れがある
- 全体像を定期的に確認させ、こだわっている細かいポイントがその全体像の中ではそこまで重要ではないことを思い出してもらう
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